水
10
3月
2010
グリーン!グリーン!グリーン! 第82回アカデミー賞
3月7日、ハリウッドのコダックシアターで第82回となるアカデミー賞授与式が行われた。作品賞、監督賞など6部門で受賞した「ハートロッカー」は女性監督のキャスリン・ビグローの手によるもの。本命候補の筆頭にあげられたジェームズ・キャメロン監督の「アバター」は3部門の受賞に止まった。女性監督の作品および監督自身がアカデミー賞を受賞するのは初めてのことだ。折しもそのニュースが国連が定めた「国際女性デー」の3月8日。働く女性たちにとってはこの上ない励ましとなったのは間違いない。
さて、「ハートロッカー」の奮闘が目立った今年のアカデミー賞だが、もうひとつ大きな話題を提供したことがある。それはアカデミー賞の“グリーン化”だ。日本のイルカ漁を題材にした「The Cove」の長編ドキュメンタリー賞受賞は日本の新聞やテレビでも紹介されたが、他にもグリーンな話題が満載だったのだ。
今年のアカデミー賞グリーン化の中心となったのはやはり「アバター」だ。架空の惑星の出来事として描かれたこのストーリーだが、実際に地球上で起きている環境破壊と深くリンクする。そのため、キャメロン監督が作品賞や監督賞の受賞スピーチを通して、環境破壊に対してどんなメッセージを発信するかが話題の的だった。その機会に恵まれなかったのは残念だが、夫人のスージー・キャメロンが自身が主催するコンテストで優勝した作品を身につけて登場。エシカルファッションで話題を提供した。
“ミューズ”という自然環境をテーマにしたフリースクールを手がけるスージー夫人だが、その活動のファンドレイジングの一貫として“レッド・カーペット グリーン・ドレス”というプロジェクトを企画した。自分がアカデミー賞に着ていくグリーンな服をインターネットを通して公募。優勝作品として選ばれたのがミシガン州立大学でテクスタイルを専攻する学生のジリアン・グランツがデザインしたブルーのドレス。蚕を殺さずにつくられたシルクを使い、布をムダにしないデザインを採用した。
このドレスがお披露目されたのはアカデミー賞の前に行われた“Global Green Pre-Oscar Party”だった。Global Greenという団体がここ数年手がけているパーティには、レオナルド・ディカプリオやジェシカ・アルバなども参加。ハリウッドのセレブたちと環境保護に関わる人たちのネットワーキングを目的としている。
Ecofab TV: 2010 Global Green Pre-Oscar Party
キャメロン夫人とともにエシカルにきめたのは、主演男優賞候補となったコリン・ファース夫人のリビア・ファースだ。彼女は“From Somewhere”というリサイクルファッションを手がけるブランドのデザイナーによるドレスで登場。宝石、バッグについても環境に配慮して選択したことを明らかにしている。
Oscar’s Green Gowns: Livia Firth In Upcycled Orsola de Castro
(他の参加者のエコファッションについては下記をどうぞ!)
Who Wore Green on the 2010 Academy Awards Red Carpet?
最後に参加者に配布されたのがハイチの子どもたち50人への食料援助をセットにした“FEED HAITI”エコバッグだ。トム・ハンクス、マット・デイモン、サラ・ジェシカ・パーカーなどのハリウッドのセレブたちがこんなエコバッグを持って買い物に行く姿を想像するだけで楽しくなる。
Oscar Swag Reaches all-Time High at £61,000, FEED Haiti Goody bags Worth $200
Social Ecology Institute
